背景・経緯

免震技術は、地震の被害を軽減するために重要な役割を果たしている。特に、建築物の耐震性を高めるために、免震構造が採用されることが多い。奥村組の技術研究所管理棟は、1986年に竣工した免震ビルであり、国内で最初に建設された実用免震ビルである。詳細は日刊建設工業新聞(新しいタブで開きます)で報じられている。

このような免震ビルでは、免震装置の一つである積層ゴムが重要な役割を果たしている。積層ゴムは、地震の力を受けて変形し、建築物の被害を軽減する。ただし、積層ゴムの経年による劣化が懸念されるため、定期的な性能検証が必要となる。

奥村組の技術研究所管理棟では、10年ごとに自由振動実験を実施しており、今回で5回目となる。自由振動実験では、油圧ジャッキで水平方向に10センチ押し込み、瞬時に解放して建物を揺らす。自由振動時の揺れの周期や振幅などのデータを測定・分析して、免震装置の経年による性能変化を検証する。

詳細・ポイント

奥村組の技術研究所管理棟の免震性能検証では、建物全体で鋼棒製ダンパーを取り外し、積層ゴムだけで支持する状態にする。2基の油圧ジャッキで水平方向に10センチ押し込み、瞬時に解放して建物を揺らす。自由振動時の揺れの周期や振幅などのデータを測定・分析して、免震装置の経年による性能変化を検証する。

免震装置の一つである積層ゴムは、経年劣化を想定して設計されている。ただし、免震建物の歴史は40年程度と浅く、長期間にわたる構造性能と耐久性で実測データが不足していた。奥村組の技術研究所管理棟の免震性能検証は、国内で最初に建設された実用免震ビルとして、40年の性能検証を初めて行うことになる。

業界への波及効果

奥村組の技術研究所管理棟の免震性能検証は、国内の免震技術の進化に大きな影響を与える可能性がある。免震技術は、地震の被害を軽減するために重要な役割を果たしている。特に、建築物の耐震性を高めるために、免震構造が採用されることが多い。奥村組の技術研究所管理棟の免震性能検証は、免震技術の進化と長期的な耐久性に注目する必要がある。

実務者のアクション

実務者は、奥村組の技術研究所管理棟の免震性能検証の結果を注目する必要がある。免震技術の進化と長期的な耐久性に注目することで、建築物の耐震性を高めることができる。さらに、実務者は、免震装置の一つである積層ゴムの経年による性能変化を確認する必要がある。積層ゴムの経年による劣化が懸念されるため、定期的な性能検証が必要となる。