背景・経緯

能登半島地震は、2023年2月に発生し、石川県を中心に大きな被害をもたらした。地震による河道閉塞は、水害の原因となる一因であり、迅速な対応が必要となる。熊谷組は、災害対応の効率化と安全性の向上を目指し、ロボットシステムの開発に取り組んできた。詳細はBUILT (ITmedia)(新しいタブで開きます)で報じられている。

この試験は、内閣府と科学技術振興機構が推進するムーンショット型研究開発事業の目標3「自ら学習/行動し人と共生するAIロボット」の一環として行われた。熊谷組は、河道閉塞の二次被害を防ぐ技術開発に取り組んできた。

詳細・ポイント

実証試験では、ヘリコプターで分解せずに運搬できる質量3トン未満の3トン級油圧ショベルと3トン級不整地運搬車を遠隔操作し、河道閉塞の応急復旧を行うシステムを使用した。システムを実際の災害現場に搬入して実証試験を行ったのは、今回が初めてとなる。

3トン級油圧ショベルには、アタッチメントとして「ロータリーフォーク」を搭載。チルト機構と全旋回機構を備え、災害現場特有の不安定な地盤で建機や資機材が傾いた状態でも対象物をつかみ、移動できる。作業員は安全な位置から建機を遠隔操作する。

業界への波及効果

この試験は、建設業界における災害対応の効率化と安全性の向上を目指す取り組みの一つであり、今後の災害対応に大きな影響を与えることが予想される。ゼネコンや設計事務所、施工管理者などは、災害対応のためのロボットシステムの導入を検討する必要がある。

また、建設業界におけるロボットシステムの導入は、労働力不足や高齢化などの問題にも対処することができる。ロボットシステムの導入により、労働者の負担を軽減し、作業の効率化を図ることができる。

実務者のアクション

実務者は、以下のアクションを取る必要がある。

* 熊谷組のロボットシステムの詳細を調査し、自社の災害対応策に活用する

* 自社の労働力不足や高齢化などの問題に対処するために、ロボットシステムの導入を検討する

* ロボットシステムの導入に際して、安全性と効率化を確保するための対策を講じる