背景・経緯

近年、建設業界では工期の短縮と品質の向上を同時に実現することが求められている。特に、耐震補強工事では工期の短縮が重要であり、交通への影響を低減することが必要である。北陸整備局は8号浅野川橋の耐震補強工事で3Dプリンター製型枠を導入し、工期を約47%短縮した。

この工事は、国道8号浅野川橋下りのP5橋脚耐震補強工事として行われた。工期は2025年8月22日から26年6月30日までだった。工事の内容は、柱補強工、基礎補強工と、地盤の支持力を増すために基礎の底面を広くした部材(フーチング補強工事)などで構成された。

北陸整備局は、工期縮減策として、フーチングのRC増厚補強に3DCP型枠を適用して、型枠作業の省力化と施工効率を高めることにした。詳細は日刊建設工業新聞(新しいタブで開きます)で報じられている。

詳細・ポイント

3Dプリンター製型枠を活用することで、現場での型枠加工・脱型作業と、足場の設置・撤去作業を省略または削減することができた。工期短縮に大きく貢献した。フーチングのRC増厚補強に3DCP型枠を活用することで、現場施工日数を従来の15日から8日に、率にして約47%削減できた。

この工法は、従来工法で必要だった型枠の現場施工・組み立て・脱型といった一連の作業工程が、3DCP型枠の採用で大幅に簡略されたことが要因になっている。非出水期間内に工事を完了させなければいけない同工事では、この47%の施工日数削減効果は、極めて有効だった。

業界への波及効果

この工法は建設業界に大きな影響を与えることが予想される。工期の短縮と品質の向上を同時に実現することが可能になるため、他の工事でも導入が進むことが予想される。特に、交通への影響を低減することが必要な工事では、この工法の導入が期待される。

また、工事費は増加したものの、品質向上と交通への影響低減の効果が期待される。北陸整備局が事業研究発表会で紹介し高い評価を得たことも、他の工事での導入を促す要因となる。

実務者のアクション

実務者は、3Dプリンター製型枠を活用した工法の導入を検討する必要がある。工期の短縮と品質の向上を同時に実現することが可能になるため、他の工事でも導入が進むことが予想される。特に、交通への影響を低減することが必要な工事では、この工法の導入が期待される。

また、工事費の増加を考慮して、工法の導入の是非を判断する必要がある。北陸整備局が事業研究発表会で紹介し高い評価を得たことも、他の工事での導入を促す要因となる。