背景・経緯

山口県周南市の徳山駅前には、かつては多くの買い物客でにぎわっていた中央街商店街がある。しかし、郊外への商業機能の流出や生活スタイルの変化により、街なかの空洞化・活性化が長く課題となっていた。2000年代から徳山駅周辺の整備が進められ、2018年には駅直結複合施設「徳山駅前賑わい交流施設」がオープンした。この施設の運営は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が担っている。

CCCの山中憲治さんは、周南タウンマネジメントのリーダーを務め、地域の人たちと対話を重ねながら、周辺のまちづくりにも関わってきている。背景には、施設の整備にあたり、周南市からCCCへ「ここで生まれたにぎわいを周辺にも波及させてほしい」という要望があった。行政や民間などさまざまな立場の人が街の課題について話し合う周南市中心市街地活性化協議会の「タウンマネジメント会議」で情報を共有し、地域の人たちと連携しながら、街なかへ人を呼び込む取り組みを重ねてきている。

詳細はSUUMOジャーナル(新しいタブで開きます)で報じられている。

詳細・ポイント

中央街商店街で相次ぐ新規出店は、徳山駅周辺で長く続いてきた「官民連携」のまちづくりが結実しつつある証と言える。周南市では、徳山駅前にかつてあった「徳山駅ビル(徳山ステーションビル)」の跡地に、「徳山駅前賑わい交流施設」がつくられた。2018年にオープンした「周南市立徳山駅前図書館」が機能する「徳山駅前賑わい交流施設」は、地域の人たちと対話を重ねながら、周辺のまちづくりにも関わってきている。

石田俊介さんは、中央街商業協同組合の副理事長を務め、不動産会社に勤め、転勤で2016年ごろ周南市へやってきました。徳山駅周辺の住宅管理をするなかで、地域の会議やイベントにも参加。「こんなに面白いことをやっている人たちがいるんだ」と、次第にまちづくりへ関わるようになりました。もともと「人と店の距離が近い横丁」が好きだった石田さん。シャッターが閉ざされた中央街商店街を目にして、ふと思ったそうです。「このシャッターを開けたら、どんな景色が見えるのだろう」

その思いから2018年に行ったのが、1日限りのイベント「とくやま夢横丁」でした。シャッターが閉まったままだった店舗を試しに開け、飲食店や子ども向けの催しを開催。まず開けて、人が入り、使ってみる。その試みを続けるうち、石田さんは中央街商店街の人たちと顔見知りになっていきました。

業界への波及効果

この動きは、建設業界全体に大きな影響を与える可能性がある。地域の活性化は、まちづくりの重要な要素であり、建設業界はこの動きに注目している。ゼネコンや設計事務所、デベロッパーなどは、地域のニーズに応えるべく、新しいビジネスモデルやサービスを開発する必要がある。さらに、施工管理者や工事担任者などは、地域の活性化を支えるインフラストラクチャーの整備に注力する必要がある。

実務者のアクション

実務者は、明日から以下のようなアクションを取ることができる。

* 地域のニーズに応えるべく、新しいビジネスモデルやサービスを開発する

* 地域の活性化を支えるインフラストラクチャーの整備に注力する

* 地域の人たちと対話を重ねながら、周辺のまちづくりにも関わる